検索

事業概要 採用情報 日本サイト グローバルサイト サイトマップ
シリコーン・トップ
よくある質問集インデックス

MSDSについて

撥水性と透湿性

剥離紙用シリコーン

地球環境と化学物質規制

食品とシリコーン

車とシリコーン

建築用シーリング材

化粧品とシリコーン

化学物質規制シリコーン

ミラブル型シリコーンゴム

プラスチック改質剤

シリコーンレジン

シリコーンの歴史など

シリコーンと難燃性

シリコーンとエマルジョン

カタログ単位について
    (電気的性質について)


カタログ単位について
    (液状シリコーンゴム)


カタログ単位について
    (シリコーンオイル)


オリゴ糖とオリゴマー

UVとシリコーン

UL規格とシリコーン

食品用器具および容器包装材

UVカットとUV硬化

加硫もどりとは

硬化阻害(加硫阻害)について

消泡と整泡

耐熱性と難燃性

離型性と接着性

消防法とシリコーン

Q&A 硬化阻害(加硫阻害)について

Q 電子部品を保護するため、液状シリコーンゴム、TSE3431 を主剤(A)、硬化剤(B)の組合せでポッテイング材として使用したところ、次のような不都合が生じてしまいました。
   配線に使用している軟質ポリ塩化ビニル電線の表面と部品のハンダ付け部分が―週間経過してもベタツキが残り、硬化が不十分でした。室温で硬化させる使い方だったのですが、硬化を促進させるため、試しに100℃で2時間程加熱してみても効果がありませんでした。
   なお、主剤と硬化剤の配合比率や混合、撹伴など工程上のミスがなかったことは確認しています。何故このようなことが起こるのでしょうか?また、その対策はありませんか?

A TSE3431の硬化機構は付加反応を利用しています。質問にある不都合は、この点に原因があります。少し詳しく理由を述べてみましょう。
   液状シリコーンゴムやミラブル型シリコ−ンゴムの硬化(加硫と呼ぶこともあります)機構には、いくつかの方法が利用されています。TSE3431などに利用されている付加型の他に、縮合型やラジカル型などが代表的です。
   付加型は次のような機構で硬化します。

Si−CH=CH+H−Si + Pt(白金)化合物 → Si−CH−CH−Si

 硬化触媒として白金化合物を使用している点に特徴があるのですが、白金化合物はケガれやすい性質があります。別の言い方をすれば、自分と相性の良い相手と浮気をしてしまい、本来の役目であるゴムの硬化作用を失うことがあります。軟質ポリ塩化ビニルに配合されている可塑剤、熱安定剤の成分やハンダ付けの際に使用したフラックスの成分が浮気の相手であり、これらを触媒毒と呼ぶことがあります。触媒毒に触れた部分は、ゴムの硬化が進行せず、ベタツキ現象が起こります。この現象を硬化阻害とか加硫阻害と呼びます。触媒毒には硫黄、リン、窒素、スズなどを含んだ化合物があります。したがって、付カロ反応を利用した液状シリコーンゴムやミラブル型シリコーンゴムを加工する際には、触媒毒になる成分の混入やそれとの接触を避けることが必要です。さて、その対策ですが、質問の事例の場合、ハンダ部分はふっ素系の溶剤などでフラックスに残っている触媒毒を洗浄すれば良いでしょう。電線については被覆材を変えないと解決しないかも知れません。付加型の液状シリコーンゴムを硬化させる際には、硬化阻害の有無を事前に必ず確認してください。
   ミラブル型シリコーンゴムの場合はロールなどの加工装置に硫黄など、触媒毒となるものの付着がないよう気配りをしてください。なお関連製品のカタログには、使用上の注意欄にそれなりの注意事項が記載されていますので、気をつけてください。





シリコーン・トップ  |  よくある質問集  |  お問い合わせ  |  サイトマップ
個人情報保護方針  |  サイト表示の要件  |  法関連情報